自動車メーカーからは、ラフデザインの段階で依頼されます。
それをベースに、ニーズを満たすデザインや内部の機構、配線、使う部品などを私たちがご提案していきます。
デザイン性と機能性を融合し、完成させていくプロセスにおいて、工夫を重ね、検討を繰り返しながら、
お客様が納得するドアミラーを実現します。
知識と技術を徹底的に駆使して完成へ導く
設計構想
自動車メーカーから提示されるドアミラーのラフデザインに基づいて、他社製品との比較、特許との関連、コストなどの観点から検討し、製品コンセプトを固めます。その製品コンセプトに即して、生産性や品質などを追求した設計構想をご提案します。
デザイン開発
設計構想が確定したら、機能性を満たし、かつ、お客様のニーズを反映させ、正式なデザインへと落とし込みます。
詳細設計
次に、決定したデザインの内機ユニットを設計します。メーカーや車種で異なりますが、ドアミラーに使われる部品は約60点。求められるニーズを実現しながら軽量・コンパクトな製品をつくるため、できるだけ部品点数を少なくし、高品質なモノづくりを目指しています。
設計検証
詳細設計が確定したら、電気工学、電子工学、機械工学、材料力学など、多くの知識を結集して設計検証を行います。検証には最新のコンピュータテクノロジーも駆使され、3D-CADによって製作されたラピッドモデル(試作品)を用いて空力解析、振動解析を行います。また、流動解析、剛性解析などのCAE解析を行い、生産性や外観品質、剛性を検証します。
風洞
社内に風洞実験設備を備え、実際に試作品に風を当てながら空力解析を行います。
生産準備
試作品を作成し、ニーズとの適合性や生産性を確認し、クリアになったら量産するための製造管理条件を設定し生産を開始します。
量産
製造ライン稼働後も、設定した製造管理条件に準じて量産されていることを確認し、一つでも問題点が見つかれば、スピーディに対応・解決していきます。
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成形
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塗装
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製鏡
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組立
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検査
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出荷
教育道場
工場に着任したばかりの社員を対象に、製造工程や安全管理などの基本的な知識や技術をしっかりと教育し、実際の作業現場にスムーズに入れるようにしています。